シンディーの出番 シンディーがマカオの有志や母親と日本に行き、今後の重大事を決めて帰った。仕事はキャシー・ニールに任せていたが、全て卒なく処理し肩の荷を降ろしホッとしていた。キャシーから、連絡の入っていた妹分の呉・劉華が難題にはまっているの…

零細国の上級志望 麗・浩治さんの勤務は、研究所兼工場も連なりオフイスも用意されている。仕事をして居る同僚？は、民族的にバラバラで公用語は英語だが、国内の人間は監視警備員で周りとも話は厳禁で逆らえば夜の間に抹消の運命だ。浩治さんの仕事は、外国…

拉致された三枝さん ワゴン車で食事をし、七色マフネシャーン丘陵から離れ２時間近く知らない街をグルグル走り、打ち合わせをした。 「先ほど佐藤さんからパスポートとビザを頂き、娘の写真も間に合ったようで、有難うございます。今すぐにでも行動したいの…

呉・劉華のお友達 深圳の八極拳の師範代 呉・劉華さんが、隣国の友だちが政府高官に出世し、国の機密計画に携わり試験中の大型ロケットが故障、隣国のターリエン（大連）に喫緊で部品を発注し、何回か工場を訪ねているらしい。今回は、是非劉華さんに会って…

新たな展開 麗・宮春（レイ・キュウシュン）は若いのに結構重要な部門を任されているのは、大学の電子工学部をトップで卒業、父親の所属する航空管理部門に配属。４年の経験で、ロケットを周回衛星に格上げする計画に関わっていた。 最もこの事業は国際的に…

倉敷にご挨拶 天童で新幹線に乗る前に、岡山の爺ちゃんに電話 ＜夕方岡山に行きます＞と岡山着の「のぞみの」の時間を伝え、詳しくは話さないが、いつものことでしっかり通じている。 母の実家は新幹線の新倉敷駅から可なり離れており、いつも岡山駅を使うの…

二人で親族会議 前週マカオの来客で、ドタバタと忙しい日を送ったが斉藤くんが”容疑者逮捕„の知らせを持ち、被害者のKくんの自宅と、山本建築を訪問して、謝罪した知らせがあった。 二階堂警部とマイケルの二人が、早朝に古川駅から東京に送り返されたことを…

署轄と真剣勝負 山形県警察本部の理事官斉藤俊二が、未可決の事案を時系列的に話、至近の経緯をまさるにタッチする。 まさるは、同期の斉藤理事官と久しぶりに会う機会が出来ましたが、事案にこだわりは有りません。偶々第三者的な被害者が、知人で有るため…

リー家の決心 シンディーは、ほんの２~３分で車を離れ、丁寧に頭を下げている。 さっきまで話あって居てた全員が玄関に出て、シンディーが何を話しているのか気になり眺めている。 そんなこと気にせず、スキップするような歩き方でシンディーが戻って来た。 …

まさるは留守を師範代の高田さんに頼み、彩音さんと壮太にはいつものように弓道場を頼み、シンディ―母娘をワンボックスで天童に送ることにした。 斉藤くんが、明日天童に顔を出して理事官の本気度を示し、タガを締め直すことを考えている様だ。 シンディーの…

天童のご一行さんも、幸子さんが思いのほか回復し表情が明かるくなったので、昼前に席を立つ気配だった。 温泉の本場の客が露天風呂の接待を受ける 祖父が「折角温泉場に来たのだから、ひと風呂浴びてゆっくしりしてくださいよ」と声を掛ける。 幸子さんの父…

シンディ―が絶句 シンディ―は、受話器を持ちながら顔色を青くして「うん」と「そう・・・」と会話に成らない通話をして居る。 ユーリンと彩音さんが傍に寄り添い、顔を覗き込む。受話器から漏れてくる声ははっきりして、そんなに深刻じゃないように聞こえる…

シンディ―のお友達探し シンディ-がスマホのアドレスを見ながら、山形県にお友達がいると言う。 ユウリンがシンディ―のスマホを覗いて、電話番号を書き出し彩音さんに見せる。 「あぁ天童か～あの辺は、サクランボと将棋の駒が名産だったなぁ」と祖父が口を…

流麗なはやぶさで 3時間の東京見物だが、ハイヤー会社の献立が良く渋滞のないコースを無駄なく走り、途中でティータイムもとり、昨日まわりきれなかった部分を効率良く走り昼前に東京駅に到着。 今朝のホテルでの挨拶は、5分位で済みお偉いさんもコーヒーを…