まさる先生のブログ

新たな武道の境地を目指します

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

武道場のきずな(回想からリアルに)

榊原さんの学生時代 榊原さんの学生時代の回想を書いてきましたが、台北から深圳に回遊するまで。 回想部分は、記憶が曖昧でユーリンさんとの出会いが重大なポイントで、義父に会社の経営を教わるつもりが̻刺客襲われ、言葉を交わす暇もなく無念の別れ。 ユ…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー8深圳の街へ)

ここからは「カンソンシさんは日本人だった」に繋がるストーリーです。 深圳も長沙と同じように、市の中心は近代的なビルが割拠したように聳え立つ近代都市だ。長沙のションさんに教えらた情報の通り、ビル街から3街区くらい離れた街並みは、人でが多く秋葉…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー7中国の歴史を堪能)

ションさんの家族は、兄弟・親族の関係が良く上海の家族の話を自慢げに話す、榊原さん旅もリューさんの心使いで、ホテルを引き払い道場に宿泊、語学研修が柔道の指導で 上海滞在が長くなったことを話す。 「兄たち家族は、世話好きで会社も好調、私たちもバ…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー6大陸を南下~長沙の街へ)

心残りだが 当初は、3週間程度の語学研修が2カ月半にお世話になった。 居心地が良く、上海語も地元のネイティブな人達とも十分会話が出来るようになった。 方言を学びながら、子供たちと身体をぶっつけ合い、あんうんの呼吸で過ごす時間はチェンユー講師のレ…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー5職住食が至近でラッキー)

地元の有力者の実力? リュウーさんのお陰で、ホテル代が戻り住食が無料で天国の様な日々、語学の教室も近くこの上が無い便利な境遇だ。 チェンユーさんも、休憩時間に道場を訪ねアドバイスしてくれるので、仕事をしながら学習お出来るのが効率的だ。 チェン…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー4中学時代を顧みて)

「受け身」の重要性 この後も受け身の予定組んでいたが「何かやりたいことが有りますか」と聞いてみる 「未だ「技」を練習して居ないのですが、何カ月位かかりますか?」と聞く子がいた。 リューさんを、眼で追ったが車を取りに行ったらしく、姿が見えない。…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー3上海で柔道師範代)

リューさんの気配り 日本語教室の、リュー・チェンユーさんのお父さんは、キエンという名で若いころ日本に留学して、今も日本ビイキで榊原さんを親身になって世話をしてくれた。 中国語を学ぼうとホテルに泊まって、教室に来るのは大変だろうと気にかけ、教…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー2台湾から上海へ)

ご両親のお招き チェンユーのご両親は、お二人とも初対面ながら親しみ易く、奥様が紅茶を淹れ「疲れたでしょう、どうぞ」と勧める。 紅茶や中華菓子に、ケーキも用意してあって榊原さんが誘いにのることを想定して居た様だ。 お父さんのリュウ―・キエンさん…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー1)

ここからは「M&SSの再起動ー42(決着は頼もしい後輩に任せた)」の続きです チャン騒動も機動車出動で終着 めおと道場の隣に建設中の、榊原道場は直接道路から見えないように、雑木と孟宗竹を配し、母屋の脇から道場に通じる形に変更した。 耳を澄ませば独特…

カン・ソンシさんは日本人だった-8(旅客運搬業の社長になる)

香港・マカオは行政区が同じ イギリスから返還時、国務院香港マカオ事務弁公室が設けられ、香港・マカオ特別行政区を設定、交通の便はフェリーだけだが、24時間就航で便利だ。 香港・マカオの住民は西洋文化を継承した生活が根付いているので、通常の生活に…

カン・ソンシさんは日本人だった-7(不定期の旅客運搬業)

榊原修二(カン・ソンシ)は家族3人で深圳と香港マカオの真ん中付近の漁村に移住し、ショウ・ボッツ船長のクルーザーで海上旅客運搬業の手伝いをしながら、免許を取ったりノウハウを将来の夢のために教わっていた。 ユウリンさんは漁村で、生まれて初めて肉…

カン・ソンシさんは日本人だった-6(東シナ海は深った)

元取締役キンはフェリー乗り場で検問に会い、拘束されたようだ。殺人教唆の罪だが中国本土とは協定が無いので、引き渡す必要が無いと言う判断で、近いうちに釈放されそうだという情報が入った。 実行犯を引き取ったのが今朝なので、香港から離れずにチョウさ…

カン・ソンシさんは日本人だった-5(社長夫妻が襲われる)

社長即死 奥さん重症 カン社長夫妻は、一階の寝室に忍び込んでいた賊に、先に戻った社長が浴室に行こうとしているところを後ろから一突きで倒された。 気配で奥さんが洗面所から顔を出して賊に気づかれ振り向きざま、刃物を後ろに突き出され避けきれずにわき…