まさる先生のブログ

新たな武道の境地を目指します

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

武道場のきずなー34(遠隔操作ー8)

余計なお世話? シンディーが少しお節介だと思いながら「余計な事ですが、先ほど高雄から來る佐藤領事官と話し、使用するのは公船では無く民間船で、うちと同じです。佐藤さんに相談して考えて下さい、船のオーナーを知って居ますが、多分受け取らないでしょ…

武道場のきずな-33 (遠隔操作ー7)

東進から北進に転換 香港海域から抜け本格的な外洋航海に入り、クルーザーは舵を北に切る。シンディ―二世号の操舵室は初めて向かう外洋を、レーダーの画面と海図を広げてコンパスを使いながら、前方を見つめている。大陸側にも気を配るが、タイペーの警戒網…

武道場のきずなー32(遠隔操作ー6)

拓少尉怒なる 拓少尉が、飛び掛かるように体を乗りだし「何のまねだぁ公務中だっぞっ邪魔するなのかぁ」と怒鳴る。同行していたパトロール船の船長も大きな声で、「何で止めるんだぁ」と叫ぶ。ライトを点けたパトロール船の、制服を着た4~5人が慌ててデッ…

武道場のきずなー31(遠隔操作ー5)

31-5 最終目的地 少し待っていると、黄色のパーカーの女性が歩いて来たが、後ろにスーツケースを押した軍の制服の若い人、その後ろに身長のある田舎の娘がショルダーを肩に掛け荷物は無い、続いて背の高い中年の男性もショルダーを肩に、さらに後ろにも…

武道場のきずなー30(遠隔操作ー4)

人知れず密かに動く 台北に飛んだ佐藤領事官は、高雄に移動し領事館代わりの交流協会へ顔を出す。地元に顔の利く庶務の木村君を連れ出し「民間で、融通の利く海上運送のスぺシャリトを紹介して下さい」と頼んだ。「官民両方から信頼されているボート屋さんを…

武道場のきずなー29(遠隔操作ー3)

(シンディーの移住作戦ー10) 丹東出発 浩治さんは、早速LINEで台北の佐藤さんに「列車に乗った」とトークする。球春も、劉華に同じようにトーク「ノートに無い数字です」と書いて「2hr+4hr+8hr.です」と送信する。昨日までのトークで、丹東・瀋陽・…

武道場のきずなー28(遠隔操作ー2)

(シンディーの移住計画) 鴨緑江を渡る 麗・浩治親娘は公用車で、鴨緑江横断橋を渡り河口警備所前で車を降り、待機して居たシン少佐の指揮する中型輸送車寄ってくる。K運転手は隣国の将校が敬礼して、浩治さん父娘に挨拶し将校が自ら車のドアを開けて、輸送…

武道場のきずなー27(遠隔操作ー1)

(シンディーの移住作戦ー8の続き) 新たな展開 劉華とシンディーは、今後の作戦を練りながら(LINEで暗号文が来たら直ぐ二人で共有、解読する)(二人も危機に瀕して居るから、現金は二つに分けて分散保管する)(マカオにも深圳にも被害が及ばないように…