まさる先生のブログ

新たな武道の境地を目指します

家族のきずな

武道場のきずな-10(マカオの知人たちが大挙)

マイケル妙に興奮 「師匠大変です、シンディーが遊びに来るようです!」とLINEでトークまさるが惚けて「何処からそんなデマ情報が入ったんだ!」と強い口調で返信する。 「先程、神田警視が「海外情報局」の杉原さんから(マカオの所長さんが勇退し日本に遊…

武道場のきずな(回想からリアルに)

榊原さんの学生時代 榊原さんの学生時代の回想を書いてきましたが、台北から深圳に回遊するまで。 回想部分は、記憶が曖昧でユーリンさんとの出会いが重大なポイントで、義父に会社の経営を教わるつもりが̻刺客襲われ、言葉を交わす暇もなく無念の別れ。 ユ…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー7中国の歴史を堪能)

ションさんの家族は、兄弟・親族の関係が良く上海の家族の話を自慢げに話す、榊原さん旅もリューさんの心使いで、ホテルを引き払い道場に宿泊、語学研修が柔道の指導で 上海滞在が長くなったことを話す。 「兄たち家族は、世話好きで会社も好調、私たちもバ…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー6大陸を南下~長沙の街へ)

心残りだが 当初は、3週間程度の語学研修が2カ月半にお世話になった。 居心地が良く、上海語も地元のネイティブな人達とも十分会話が出来るようになった。 方言を学びながら、子供たちと身体をぶっつけ合い、あんうんの呼吸で過ごす時間はチェンユー講師のレ…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー4中学時代を顧みて)

「受け身」の重要性 この後も受け身の予定組んでいたが「何かやりたいことが有りますか」と聞いてみる 「未だ「技」を練習して居ないのですが、何カ月位かかりますか?」と聞く子がいた。 リューさんを、眼で追ったが車を取りに行ったらしく、姿が見えない。…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー2台湾から上海へ)

ご両親のお招き チェンユーのご両親は、お二人とも初対面ながら親しみ易く、奥様が紅茶を淹れ「疲れたでしょう、どうぞ」と勧める。 紅茶や中華菓子に、ケーキも用意してあって榊原さんが誘いにのることを想定して居た様だ。 お父さんのリュウ―・キエンさん…

武道場のきずな(榊原さんの回想ー1)

ここからは「M&SSの再起動ー42(決着は頼もしい後輩に任せた)」の続きです チャン騒動も機動車出動で終着 めおと道場の隣に建設中の、榊原道場は直接道路から見えないように、雑木と孟宗竹を配し、母屋の脇から道場に通じる形に変更した。 耳を澄ませば独特…

カン・ソンシさんは日本人だった-6(東シナ海は深った)

元取締役キンはフェリー乗り場で検問に会い、拘束されたようだ。殺人教唆の罪だが中国本土とは協定が無いので、引き渡す必要が無いと言う判断で、近いうちに釈放されそうだという情報が入った。 実行犯を引き取ったのが今朝なので、香港から離れずにチョウさ…

カン・ソンシさんは日本人だった-5(社長夫妻が襲われる)

社長即死 奥さん重症 カン社長夫妻は、一階の寝室に忍び込んでいた賊に、先に戻った社長が浴室に行こうとしているところを後ろから一突きで倒された。 気配で奥さんが洗面所から顔を出して賊に気づかれ振り向きざま、刃物を後ろに突き出され避けきれずにわき…

M&SSの再起動ー42(決着は頼もしい後輩に任せた)

機動車の後輩をお出迎え 新築現場のプレハブ前に来てみると、ブルーシートが気になり捲って見たが変化はない。戻って道場のワゴン車に乗り込み、シートを斜めにして目を瞑る 何とも長い一日が過ぎ午前2時半だ。しつこい中国マフィアだ中東の国が関与している…

M&SSの再起動ー41(我が家の攻防)

榊原さん受傷 まさるは倒れた不審者を回り込み、首筋に右手で脈を診る。 榊原さんに目をやり首を横に振る。 「少し力んじゃったようですね、自分の出血で思わず力が入りました」と頭を下げる。 まさるは冷静に、出血を留めましょうと榊原さんの左の手首から…

M&SSの再起動ー40(真夜中の格闘)

徹宵の出来事 二階堂氏から23時に連絡が入る「約1時間前に浦和から東北道に入り順調に走って居ます、今栃木に入ります、カーナビに柏木さんの住所を入力して、マップで確認しましたから、迎えは必要ありません。朝暗いうちに引き取りたいのですが、ご都合…

M&SSの再起動ー39(侵入者拘束)

作戦変更 まさるは車に戻り榊原さんと詳細を詰め、行動開始。めおと道場は煌々とライトアップしているが、県道の両サイドは雑木林で人家が無く外灯の間隔が離れていて薄暗く尾行には都合が良い。道場の手前から、小道を入り裏側を通って白樺林に入りプレハブ…

M&SSの再起動ー37(不審者が不審な行動)

追跡開始 片言の日本語を喋るらしく(駅までUターンですか?)と聞こえ、運転手と揉めて居るような声が聞こえた。 榊原さんが、今度は後ずさりながら工事中の自宅裏からさっきの場所に戻る。祖父に 「車を貸してくれませんすか?」と言うと、「良いよっ」と…

M&SSの再起動ー36(静穏な暮らしに暗い影)

香織さんのマイカーお披露目 裕太くんの名前を決める儀式は滞りなく済んで、スーザンとマイケルは香織さんの運転で栗駒の須川温泉を経由して秋田の方に行く予定。 香織さんが、お使いは道場のワンボックスや祖父の大型乗車なので「手ごろなSUVが欲しいなぁ」…

M&SSの再起動ー35(命名の日)

今夕は命名式 次の三連休に、名護姉弟が恋人同士の様な雰囲気で新幹線から降りて来た、彩音さんの代理で親友をお出迎えだったが、まさるの愛弟子も一緒で現役の警視と警部だ、まさるが 「なんか良いペアリングだなぁ」と笑いながら古川駅に、お出迎えだ。 「…

M&SSの再起動ー33(めおと道場の跡継ぎ誕生)

誕生 入院当日から、先生と助産師さんからレクチャーを受け、香織さんにも手伝ってもらいマッサージやら足湯やら、手順通りなぞって合気道の稽古の感じ動いていると、胎児もなんのとなく、反応してくる。 兆しがあるので、先生が回診に来た時そのことを伝え…

M&SSの再起動ー26(追跡者の情報)

マカオのシンディーから不穏な情報 カンさんは単身で長野の実家に向かい、川渡に道場と住まいを建築し日本へ帰ることを報告、若し都合が付けば工事の応援を頼むことを切り出した。 親兄弟は、なぜ宮城県なのか問いただす。長野なら割安で購入できるし基礎な…

M&SSの再起動ー24(カン兄妹の純真が微笑ましい)

カンさんの告白 カンさんが少し緊張気味に立ち上がり「本日はこのような会を模様していただき有難うございます、柏木さんとお付き合いを始めたのは昔の話になりますが、お互いが若くて血気盛んな頃、私は香港・マカオの裏社会に精通して居て、柏木さんは国を…

M&SSの再起動ー23(カン修仁くんと恵姫さん到着)

仙台空港にお出迎え シンガポールから7時間ほどで羽田経由、3時前には仙台空港に到着するらしい。 格安の早朝便をゲットしたようで、修仁くんたちは学生療からタクシーを予約して間に合わせたようで、まさるのスマホに到着時刻を通知してきた。 丁寧な日本語…

M&SSの再起動ー22(カンさん夫妻三沢で短期入門)

海と山に恵まれた三沢の街 まさるのアドバイスどうりの乗り換えで、青い森鉄道で三沢に着いた。 駅前交番で「我妻道場」を聞いてみると「タグスでずっぷん(十分)でいぐよ」と若いお巡りさんが、にこにこと笑顔で教ええ呉れた。 それなら、直ぐタクシー乗り…

M&SSの再起動ー21(カンさんマカオから離脱)

カン一家の移住問題 「カンさんはご希望の街とか地方とか?お決めですか?」と祖父が質問する。 「未だ漠然としていますが、子供たちが留学なので意見を聞きながらきめたいと思います。飛行機の移動は似たようなものですから、ただ卒業して仕事をする場合と…

M&SSの再起動ー20(カンさん夫妻は川渡で寛ぐ)

カンさんの子供たち期末の休み カンさんご夫妻が川渡で寛いで居たころ、シンガポールに留学していた兄妹が 「学校が休みになるのよ、お家に帰るのいつ頃ですか?」とLINEで問い合わせてきた。 「あと2~3週間は日本の旅行を楽しむ積りよ」と返信すると「私…

カン・ソンシさんは日本人だった-3(婚約者とビジネス旅行)

大阪の取引に引導 大阪は馴染みがなく、他国のような疎外感があったが、商売なので丁重に名刺を出して挨拶した。当然中国語で話したが、日本人と気付かないようだ。 大阪梅田の繁華街から少し入った、10階建てのビル2フロアーを使った中堅の商社だが、なん…

M&SSの再起動ー19(カン・ユウリンさんも来日)

カンさんが武道場を表敬 カンさんは大学の研修所取調室から、武道場に顔を出した。 まさるも少し早めに切り上げ、研修生を開放しシャワーを浴びて、着替えているとマイケルと一緒にカンさんがドアの外に立っている。 「あれっつ 東京駅じゃなかったの?」と…

カン・ソンシさんは日本人だった-1(M&SSの再起動の番外編)

ソンシさんの生い立ち ここからはカンさんの生い立ちを紹介です。 カンさんは日本人でした。(当時の名前は榊原修二) 東京のT工業大学に在学し、体育系の空手同好会で3段を取得したが、それが災いで休学している。 友達と自由が丘駅前で食事、ぶらぶらと駅…

M&SSの再起動ー15(香港・マカオの後日談Ⅱ)

最終章に盛り上がりを欠く 食事を終わって、マイケルと二階堂警部とシンディ―が、後片付けをして会議室をきれいにし、警備の警官だけが被疑者と別室だ。 杉原さんが、本庁と話した感触を話す。 察庁も厚労も法務も罪状が明確なら本国(日本国内)で搾り上げ…

M&SSの再起動ー9(ターゲットは2日前に動いたか?)

モーニングコール 8時過ぎホテルのモーニングサービスで、ラウンジに出てお茶しながら競馬場の先の中国珠江を眺めながら談笑していると、マイケルのスマホが着信を知らせる。 眼下にマカオ競馬場が眺められるホテルが夜明けのひととき(^^♪ マイケルはまだ8時…

ブラウン一家の紅葉狩り-19(ブラウン夫妻那覇に帰着)

めおと商会の生い立ち 今回の様なのんびりした国内旅行は、今回が初めてで仕事をしている社員も気になる。会社の業務は、ブラウンさんより啓子さんが仕切って居るようだ。 約一週間ぶりの那覇空港(^^♪ ブラウンさんはイツモの自己紹介 「私はブラウン商会の…

ブラウン一家の紅葉狩り-18(ブラウン夫妻仙台空港から)

#398を一走り 彩音さんと啓子さんは、乗り換えずにかおるさんのチェロッキーで、川渡の道場迄送って貰った。 まさるとブラウンさんのボクシーは、男同士で前歴の話が中心になり、命に関わる部分の際どいことも話して、信頼度が深まった。 今日は香織さん…