まさる先生のブログ

新たな武道の境地を目指します

M&SSの再起動ー20(カンさん夫妻は川渡で寛ぐ)

カンさんの子供たち期末の休み

カンさんご夫妻が川渡で寛いで居たころ、シンガポールに留学していた兄妹が

「学校が休みになるのよ、お家に帰るのいつ頃ですか?」とLINEで問い合わせてきた。

 

「あと2~3週間は日本の旅行を楽しむ積りよ」と返信すると
「私たちマカオに帰っても、誰もいないのかぁ?」と非難めいたトークだ。

 

「お隣に頼んであるから、入れるわよ」と気軽に返すと
「それでは面白くないよ、私たちも日本に行けないの?」とドッキリするトークだ。

 

「待ってよ、そのお話をパパに聞いてみるから~」 お待ちください画面に!!

 

「パパは二人で来るなら、ANAJALのショップに相談しなさい。シンガポールから仙台空港を申し込むと、成田か羽田で乗り換えするベストなフライトをリザーブ出きるから、仙台空港へは柏木さんの車で迎えに行きます」と返事する。

 

「わかりました、明日二人で行って相談してみます」と物分かりが良い子供たちだ。

 

「カウンターで色々聞かれるかも知れないので、パパたちが日本のお友達の道場でお世話になっているので合流します」とはっきり話しなさいよ、ビザの件は航空会社の方に聞いてみてください」とユウリンもはっきり分からない部分もある。

 

「前に柏木さんのご主人がシンガポールに勤務し、慣れて居られるのでお聞きしたら、仙台でも青森でも窓口で相談すると丁寧にセッテンぐして呉れるそうよ」

 躰道の研修

「パパが明日から青森に行きたいらしいのよ、なんでも状況が変わったらお互いにすぐ連絡しましょうね」

 

「カンさん「躰道」でしたね、行ってみますか?我妻先生は厳しい人らしいですが、真面目な方で冷やかし見たいな体験ツアーなどには対応しないようです」とまさるが~

 

「その辺はWebなどの情報で把握し覚悟しています、時間の許す範囲でご指導を仰ぎたいと考えています、ユウリンも2~3週間の入門コースが許されるなら相談してみます」

 

「奥様の八極拳は、合気道のようにゆったりして優雅な流れですよね」と彩音さんも大きなお腹を抱えて、遠来のお客さんお馴染んでいる。

 

彩音様に合気道の手解きを期待して居ましたが、お目出たいお体では仕方ないので、次回体調が整った頃に、お伺いします」と次回の予約をしているユウリンだ。

 

「カンフーも八極拳もかなり激しいですよね、いつごろから始めたのですか?」と彩音も武道家としての心構えが働き、興味を示す。

 

ユウリンはカンさんの顔を見ながら「小学生のころから近所の道場に遊びに行っていましたので、中学に進んだころには毎日お稽古に行っていました」

 

「ユウリンさんのカンフーは、合気道に近く優雅の動きですね、ご主人とは稽古を眺めるだけにして、高速度撮影したい気分ですね」と彩音さんは見所脇のソフアからムービーを回しながら解説している。

 

まさるは、カンさんから「八極拳(カンフー)を技毎に区切りスローモーションのように動作しながら、解説を聞きいて教わっている、動画は彩音さんがとり音声は古川の正一さんが、道場の上に設定した複数のマイクロホンで録音し、あとで編集しながらムービーに仕上げる様だ。

 

ユウリンさんも、男性陣の真剣なお稽古を見ながら「一緒にお稽古するのですが、こうしてみるとサッキーも結構飛んでいますね」と笑顔になって感想を言う。

 

「まさるさんは、最近接近戦は少ないので、楽しそうですね」と彩音さんも笑っている

 

「そうか、柔道は拳や蹴りは使わないから、投げが多く受け身を大事な動作ですね」と武道に精通しているので、ポイントをきちんと見ている。

 マカオも住辛い?

「私たちは中国からマカオに移住し、主人は結構体を張った仕事なので、柏木さんをモデルに生活設計の変更を考えているんですよ」

 

「そのお話は、ご主人のカンさんからも何となく感じましたが、マカオが住み辛い分けじゃ無いでしょう」

 

「元籍が中国でしょう~、それも影響しているのか昔からの香港マカオの人たちと雰囲気が違うのかも知れませんね」と少し寂しそうな顔になった。

 

「お子さんたちの進学がシンガポールに為さったのは、其のためでしたか?」と彩音さんもポイントを付いた質問をする。

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カンさんは不定期の海上輸送を生業としています(^^♪

「そうなんです、香港もマカオも本土の影響が強くなりうちの商売もイレギュラーなものと判定されているんですよ、マカオの公的機関からも頼りにされているし、本土の出先の地方の公安にも知古が多く繁盛しているのですが、本土の中央政府の一声でガラッと方針が変わりそうですからね」

 

「深圳の会社は叔父に譲渡したので、戻ることは出来ませんから今回は【どこか安心できるところを見つけたいね】と二人の合意と子供たちにも含めて居ますから~」とユウリンの顔が少し寂しそうだ。

 まさるは八極拳の研修

 [八極拳はキツイよ~筋肉がバラバラになっちゃて、しばし休憩~」と珍しくまさるが弱音を吐き、全身びっしょりだ。

 

カンさんも汗びっしょりで「柏木さんは基礎が出来ているから手抜きできないですよ」とこっちも珍しくクタクタの様だ

 

二人の偉丈夫が県所の畳の上に伸びている。

ユウリンさんが、予期したように食堂から冷えたポカリを4本持って
彩音様これでいいですか?」と差し出す。

 

「あれっごめんね、お客さんにお世話してもらって~」と彩音が笑っている。

「あの二人にも、水補給を進めますね」と見所に持ってゆく。

 

その日の夕食は祖父と香織さんが一緒で、少し賑やかになった。

彩音さんのお腹も臨月間近を感じさせ、香織さんはほとんど川渡から通勤し、家事を任せっきりになっている。

 

古川の須永先生は、1時間くらいの余裕があると、車で飛んでくる。彩音さんと話をすると安心して「またねぇ~」とベンツのSUVで軽快エンジン音を響かせ走り去る

 

周りが過保護なくらい気を配ってくれるので、元警部さんは妊婦ながら体重も増え貫禄が出てきた。

 

彩音さんは、道場で話したマカオを離れたいカン一家のことが気になり、夕食後に食堂の隣の居間で寛ぎタイムに、敢えて話題にした。

 

「カンさんは青森の「躰道」の研修の他にご予定はありますか?」と投げかける。


「特に決めていないのですが、子供たちと合流してから希望があるでしょうから、その時に決めたいと考えています」

 

「そうですね、折角のファミリー旅行ですから、大事なことですね、若し東北の場合は気兼ねなくここをベースにして、計画して下さいね」

 

「はい、有難うございます、よそ者が家族でお邪魔してしまうのも失礼な話ですね」

 

カン一家の移住の件

「いや~そうじゃなくてユウリンさんと話して、マカオのことが凄く気になったものですから、そのプランも有るのかな考えました」

 

「あぁ~その話ですね、それは喫緊のことなので子供の意見も聞いて決めますが、長野の親たちにも相談してきました」とまさると祖父の顔を見ながら話始める。

 

まさるが「何ですか?マカオの件というのは」と言いながら彩音さんお顔とカンさんを見る。

 

「これは我々のプライベートな事なので、子供たちと日本国内を回りながら話し合おうと思っています、ざっくばらんに言うと私の仕事はマカオだから出来ていましたが、本土のプレッシャーが強くなり、切り上げようと考えています」

 

「それは大決断になりますね~」とまさるも威儀を正すように座り直して聞く。

 

寛いで居た大人6人は、一斉にカンさんに注目する!