まさる先生のブログ

新たな武道の境地を目指します

ブラウン一家の紅葉狩り-12(中尊寺から東北道へ)

ランチはお蕎麦

ブラウンさんが独り言のように
「平泉はお蕎麦の産地ですか?」と呟いた。

 

「そうですねランチですね!良くお気づきになりましたね、お蕎麦屋さんが多いです「わんこそば」などもありますが、日本のソバが嫌いじゃ無ければ、是非蕎麦が美味しい土地ですから、召し上がってください」と勧める。

 

昨日のお蕎麦も美味しかったが、嫌いじゃないので

「毛利さんのお知り合いが有ったら、連れて行ってください」とブラウンさん

 

「はい中尊寺に向かっておりますが、途中ですから丁度良いでしょう」とメイーンの通りから、4~50メートル入った小さな蕎麦屋さんだが広い駐車場だ。

 

さすがにガイドさんの推薦だけあって、のれんを分けて入ると、見える所でソバをこねていた主人が
「いらっしゃい、あれっ毛利さんじゃないですか、暫くです」と丁寧に挨拶する。

 

「ご主人今日は大事なお客さんをご案内して居ます、特別美味しいお蕎麦をお願いしますよ」と冗談を言いながら

「こちらは沖縄からいらっしゃった、ブラウンさんと奥さんの啓子さんです」と紹介する。

 

ご主人は、いつもランチを忙しく食べる運転手たちだが、今日は珍しくお客さんを紹介するなんて、毛利さんも年かなぁと考えながら

 

「いらっしゃいませ、蕎麦屋の親父で和田と言います、もう少しで仕上がりますからお待ちください」とソバ切りを続ける。

 そば打ちを見学

啓子さんがが、立ち上がってご主人のソバきりを熱心に眺めて居る。

 

ご主人が切り終わると同時に、身体を半回転して湯気を上げている大鍋にさっと投入、流れる作業に啓子さんも、ほっとした顔で戻って来た。

 

「職人の技は見ていても気持ち良いですね」とソバ茶を口にする。

蕎麦屋さんの庭先にも楓のもみじが、赤い絨毯の様だ。

 

待つこと3分ぐらいで

「お待ちどうさまです」と塗りの木皿にすのこを敷いたざるそばをテーブルに。

「やぁ~香りが良いですね」とブラウンさんが嬉しそうに」割り箸を開く。

 

蕎麦屋の和田さんがブラウンさんの日本語を聞いたが。気にせずもどる

 普通に見えるが、うどんのように腰があり美味しいそばだ。

 

三人が食べ終わりそうになって頃、蕎麦屋のおかみさんが

「お口に合うか、これは地元で食べる切り餅を炙って、お蕎麦に入れました」と木椀に小エビのかき揚げに焼いた餅を二個つゆに浸して、並んでいる。

 

「うわぁこれも美味しいですね」とブラウンさんが大喜びだ。三人はお腹も満足、啓子さんが料金以上に支払って

「今日は、美味しいものを頂き有難うございました」と丁寧に礼をしていた。

 

中尊寺詣で

毛利さんは、ブラウンさんたちと今日のスケジュールを確認しながら、県道#300をひたすら北上、中尊寺簡易郵便局前から左に折れる。

中尊寺の本堂はここから参道を歩くのですが、裏口まで車で行きます」と5~65分走りパーキングに入る。

 

少し歩いて、金色堂の案内板が出て来た。

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外観は地味な佇まいですが、お堂の中には目が眩む金色のお堂が収まってます(^^♪

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金色堂の本堂は、小柄な佇まいで金箔でお化粧しています(^^♪

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地味な装いの伽藍ももみじの季節には目いっぱい厚化粧でお迎えします(^^♪

          *画像はいずれも、中尊寺ホームページより拝借いたしました!

秋のもみじの季節には、人工的なお化粧で金色が一層かがやいて鎮座します。

 

ブラウンさんは啓子さんに

「このパンフの様な、もみじのライトアップの金色堂を見てみたいですね」と話す。

「めおと道場にお荷物を預けたままで、泊まり歩くのも申し訳ありませんね」とまさるたちに気をと遣って居るようだ。

 

杉木立の参道を少し歩いて、中尊寺本堂へ

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中尊寺本堂の俯瞰です

本堂は堂々とした構えで、江戸時代の再建で大昔の基礎の上に建立したようだ。

 

毛利さんが本堂の脇からパーキングに向かい

 

「先ほどの話で、珍しい所と言っても遺跡か温泉ぐらいしか思い浮かばないんですが、少し走って山登りしましょうか?」

 

「登山ですか?用意してないからね」とブラウンさんが困惑する。

「いや~登山と言っても、この車で1100メートルまで行けます、全山が燃える様な紅葉は、地元では日本一と自慢して居ます」

 

「これから行っても明るい内に付けますか?」と啓子さんが時計を見ている。

「未だ2時前ですから、ゆっくり走って2時間以内に到着します」

 

「そんなに近いのですか?」とブラウンさんが乗り気だ。

「はいここから10分位で、東北道に入れますので一関の手前から山側に入ります」とパーキングに戻った。

 

「途中でまさるさんに電話して置こうかね」と啓子さんを見る。

「そうですね、ここの記念に何かお土産を買っていきますかね」とパーキングの脇にあるお土産屋を眺めた。

 

「あぁそうかお土産を忘れて居たね」と毛利さんを見ると

「あのお店には、しっかりしたものが置いてありますから、ご一緒しましょう」と二人の先に立って歩き出した。

 

お土産を見繕いながら、地元産のソフトクリームを求めた。

 

大人三人がベンチの掛けてソフトを食べている姿は普通だが、ブラウンさんが金髪で流ちょうに日本語を話すのが珍しいようで、観光客が立ち止まる。

高原ホテルをリザーブ

毛利さんが、スマホ栗駒山荘を予約し、トップシーズンの割には安く予約できた。

折り返し、LINEで予約完了を着信。

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今夜のお宿は標高1100メートルの高原ホテルだぁ~(^^♪

 

ついでに、交通量とお天気を確認、いずれも良好で現在地を伝えると、道が良くなったので1時間くらいで着く様だ。

LINE画面をブラウンさんのスマホに転送して、いざ出発。