LINEで通常トーク
マイケル参加できずに悔しがる
まさるも一息ついて、マイケルに取材が有ったことを知らせると
「師匠早く教えて頂けば、僕も参加できたのにぃ~」Reトークで残念!!
マイケルはめおと道場の塾生気取りだ。
「主に子供たちの初歩的なトレーニングの部分に関心が有った様だヨ」
「空手」の飛び蹴りをやって見たかったんですよ」
「最初に「立礼」「坐礼」ををキッチリやったので、カメラさんが興味有ったね」
「武道の礼法と言うか、道場の指導姿勢も載せたいのですかね」
「今回は武道と言うか、片田舎に出来た道場の紹介かもしれないよ」とまさるの感想。
マイケルを餌にブラウンが本命か?
「この間の大使館の話の真相は、僕を大使館の臨時職員的に任命し「日本語のできる職員」に利用したい様でしたよ」
「な~んだ、そんな人なら沢山いるだろうに、マイケルじゃなくとも良かったんじゃないかな?」
「いやぁ~その先に父を外交の要職に取り込む願望が有ったようで、父の友人が残念がっている様でした」
「大使館も遠謀策略が失敗した訳か!な~んか焦った作戦は失敗の原因だね」
「この間本庁に寄ったら、マイケルは東南アジアの事案にアメリカ人として起用する話が有ったらしいよ」
「僕は沖縄生まれですから、アジアよりヨーロッパが良いですね」
「その方が溶け込みやすいかな?」
「容貌的だけでなく、生活様式を体験してみたいんです」
「それじゃ~アメリカの方がマッチするだろう」
「親父には悪いんですが、ヤンキーの気質は好きになれないですよ」と本音をポロリ。
こうして師弟の会話は延々と続く。
彩音さんが接近
そこへ足音を忍ばせて、彩音さんが近づき
「な~んか怪しいわね、スマホを眺めてにゃけているよ」と覗く。
「マイケルに取材の事を知らしたら、参加したかったよ~と悔しがっていたよ」
「なんだマイケルもミーハーなんだぁ~」と笑っている。
「大使館のはなしは、お父さんのブラウンさんがターゲットらしいよ」
「えっつマイケルはエサ替わりなの、可哀そうに~」と可愛い弟を案じている。
「なんか本国の指示に、赤坂の大使館はキュウキュウしている様だヨ」
「いづこも同じ上の指示は絶対なのね」と彩音さんも昔を思い出したような顔で~
「おれも早く足を洗って、川渡一筋でやりたいなぁ」とまさるの本音が見える。
「次長もトップに座れば、細かいことは云って来ないでしょう~」
「それとは違うが我が家のお宝はお元気ですか?」と彩音さんのお腹を撫でる。
「まだ分らないでしょうね、私は運動しているせいかか感じないのではないか、先生も言って居ましたよ」
「ふ~んそんなもんかなぁ~」
「先生は無理しないで【7-8か月まで自然な運動を続ければ安産に繋がるよ】と言って居ましたが、投げたり跳び蹴りなどは無理ですね」とのんきな妊婦だ。
須永先生合気道にチャレンジ
翌日、須永先生が電話で確認して来た
「明日は彩音先生 ご都合良いです追うか?」と聞いて来た。
「はいっ居りますから、須永先生のご都合の良い時間で良いですよ」
「分かりました、中学の娘がついて行きたいと言うので一緒にお邪魔します」
「はいどうぞお待ちしています」と言って受話器を置きながら
「あした須永先生がお出でなると言って居ます、入門コース準備運動からで良いでしょうね」とまさるに話しかける。
「柔軟体操も可なりきついから、僕も手伝うよ登山の経験者なら肥満体では無いでしょう、少し汗をかくぐらいのストレッチからで良いでしょう」
「なんかお嬢さんも関心が有るようで、ご一緒に来るようです」
「そうか先生同士の対決も楽しみですね」とケシカケル。
「私はひ弱な妊婦になりましたので、お任せしますよ」と言うと
「僕は木曜は東京ですから、お付き合いは日曜だけになりますが、優雅な合気道を目指して手足の筋肉を補強して貰いましょう」
「そうですね、木曜日はDVDのお力を借りてサブ道場のホールでやって見ますね」とプランを組み始める。
「初心者と妊婦さんなら丁度いいバランスで、膝行や受け身の柔らかい部分なら無理が無いから、初心者でも分かり易いんじゃないかな?」
「取り敢えず、日曜が初日ですから二人で様子を見れるでしょう」と彩音先生が締める。