まさる先生のブログ

新たな武道の境地を目指します

M&SSの再起動ー35(命名の日)

 今夕は命名

次の三連休に、名護姉弟が恋人同士の様な雰囲気で新幹線から降りて来た、彩音さんの代理で親友をお出迎えだったが、まさるの愛弟子も一緒で現役の警視と警部だ、まさるが

「なんか良いペアリングだなぁ」と笑いながら古川駅に、お出迎えだ。

 「実は今晩は、知り合いや家族が集まって、名前を付ける事にしたんだ」

「それは楽しそうだね、でも~お邪魔じゃないかしら」とスーザンが気を遣う。

 

「そんなことないよ、君たちが同席して呉れたら一層盛り上がりそうだよ」とまさるも期待している顔だ。

 

(めおと道場)では、退院した彩音さんと赤ちゃんの命名式の宴を予定して居て、さすがの彩音さんも完全な体調ではないが、赤ちゃんのお披露目でキャスターの付いたベビーベットに載せて押して来た。

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画像はamazonサイトから、権兵衛ちゃんもお借りしました(^^♪

大きな体のマイケルが、身軽に近寄ると、彩音さんが赤ちゃんの頬を付いていて

「マイケルくんだよ、権兵衛ちゃん!どんな名前が付くかねぇ」と笑っている。

 

先手を打たれたマイケルが

「権兵衛ちゃんって、名前が付いているんだねぇ」と納得しない顔で眺めている。

 

スーザンはニコニコしながら傍に来て

「権兵衛ちゃんは架空なのよね!」と彩音さんに聞いている

 

 「えっ」とマイケルが声を出す


「そうですよ「名無しの権兵衛さん」と言う、ダジャレと言うか逸話が有るのよ、本名を言いたくないときなど「名無しの権兵衛」名のると通用する時代が有ったと言われています、洒落で言ったんでしょうね、お爺様ならご存じかもね」と祖父に振る。

 

祖父ももっともらしく講釈する

「昔遊女を呼ぶと、男性風の名前を言わせたのが、女性なのに「権兵衛」と言わせた話が都合よく伝わって、名前を隠したい人など「名無しの権兵衛」と名のったとか、いろいろな説があるようだね」と当たり障りなく話す。

 

「英語でもあるよね「ジョン・ドウ」(John Doe)っていうんですが、ドウは架空でジョンはありふれた名前と言う事ですね、女性の場合はジェーン・ドウ (Jane Doe) っていうんです、ね名前が分からないときなど、仮に呼ぶときなど用いられます」とスーザンが説明する。

 

ワイワイ盛り上がったところで、まさるが
「皆さん、折角のお休みの所手前どもの勝手なお願いにご参集いただき有難うございます、今日は親戚や道場の女性たちのお手を煩わして、食事会のお料理をお願いしています。彩音さんが大役を果たしその前後の感謝の意味でお食事会を考えました。

その前に権兵衛ちゃんと呼ばれていますが、皆様のお知恵を拝借して本名を付与したいと思います、何かふさわしい名前を思いついた方は、このメモ用に書いて下さい、食後に検討し命名したいと思います」と願う。

 キッチンもわいわい

隣のキッチンでは、古川の祖母の光江さんや花世さん・香織さん大学の斎藤こずえさん・弓道の塾生2名・隣の遠藤絹江さんなど、古川や川渡の関係者が総動員して作っていた。

 

昔、社員寮の名残でキッチンや食堂が広いので、ワイワイ言いながら楽しそうに作っていた、気になった彩音さんと一緒に須永先生とスーザンも覗き見に来た。

 

スーザンを瀬永先生に紹介すると、何で金髪のお嬢様がここに居るのぉ~みたいな顔で、話し込む。

 彩音さんの昔話もご披露

「スーザンは現役の警視さんで、今でも現場の指揮官でもあることを伝える…」と言う


「驚きました!きれいな日本語で、こんな綺麗な方が警察関係にお務めとは?それに男性社会の用の世界でリーダーとは考えが及びませんでした」と感心する。

 

「そんなこと有りませんよ、このあぁ~ちゃんは同じような係長時代に、部下がしつこく飲み会に誘うので肘鉄で警部補を気絶させたんですから~」と暴露する。


「まぁ~彩音先生もお強いのですね」と面白がる。

 

スーザンはおくれてきたので何かやりたい様だが、手出しせずお喋りで霞が関の話題を彩音さんに報告して居る。

 

ユウリンはいつも台所を遣っているが、今日は親戚や道場関係者に任せ、寛いで居るお客人にお茶のサービスや片付けなどに徹して居る。

 深夜のクルージング秘話

マイケルは、榊原さんとその後の経緯などを確認し合って、外務の杉原さんと連絡し当該の大使館の動きが無いことを報告し、榊原さんは、クルーザーで観音崎まで航海し太平洋の仕事は、香港のカクさんに託した内輪の話をして居た。

 

 マイケルは今回の密入国の話には招請されず姉のスーザンから新幹線で聞いたが東京湾から太平洋のの真夜中の話は聞いていなかった。

 

根岸でクルーザを借りて横浜港の奥の方で、夜景を撮影するチームに紛れて大きな機材用収納袋3個を運んでもらい、クルーザーで観音崎の裏の方の漁村に運びました。

 

「友達のカクさんが、横浜でクルーザーを購入し試運転中で、大島から三宅島までナイトクルージングに出かけると言うので、お願いしました」と淡々と話す!